2010年には、世界100カ国以上の視聴者から10,000通を超えるCNN Heroesの推薦が寄せられ、その中から視聴者投票でもっとも多い獲得票数獲を得たのは、ネパールでの少女売春撲滅に尽力するアヌラダ・コイララさんでした。"ヒーロー・オブ・ザ・イヤー"に輝いたコイララさんをはじめ、授賞式後には、トップ 10 Heroes受賞者のウェブサイトに膨大なアクセスや、世界中から多くの寄付やボランティアが寄せられるなど、このプロジェクトは、彼らの取り組みを広めるきっかけとなっています。さらに、授賞式にてコイララさんのプレゼンターを務めたハリウッド女優のデミ・ムーアが、同じように人身売買撲滅の活動をしていることからコラボレーションを組み、2011年にはCNNで1時間ドキュメンタリー番組『ネパール 奪われた子どもたち』の放送が実現。デミ・ムーアがナビゲーターを務め、コイララさんの活動を支援するとともに、ネパール政府までも動かす新たな力を生み出しました。
2011年ヒーロー・オブ・ザ・イヤーに輝いたアヌラダ・コイララさん
2009年ヒーロー・オブ・ザ・イヤー
エフレン・ペニャフロリダ
Efren Penaflorida
「教育」で非行から子ども達を守る
フィリピンのスラム街に生きる子ども達が行き着く先は、ギャングの手下となって悪事に手を染める人生だった。10歳未満の子どもでも、非行の道に誘惑され、人生を台無しにしている。そんな子ども達を救うため、エフレンは彼らに読み書き、算数、英語を教え、人生の選択肢を広げるチャンスを与えた。いまでは、エフレンが訓練したティーンエイジャーたちが、毎週土曜日に教材を荷車で運び、スラム街の一角を「教室」に変えて、2歳から14歳の子どもたちを教育。エフレンのおかげで非行に走らず、教育を受けられた子どもの数は、1500人を超えている。
2008年ヒーロー・オブ・ザ・イヤー
リズ・マカートニー
Liz McCartney
ハリケーン被災者たちの「家」を再建
2005年の夏にニューオリンズを襲ったハリケーン・カトリーナ。隣町である、ルイジアナ州セント・バーナード・パリッシュでも67,000世帯の被災者たちが住む場所を追われ、途方にくれていた。遅々として進まない復興作業の事実を知ったリズは恋人とともに被災地に入り、被災者たちの住む家を再建する、非営利団体「セント・バーナード・プロジェクト」を設立。彼女のプロジェクトに参加するボランティアは6000人に増え、120世帯に「家」を提供した。