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白人ばかりが2年連続で演技部門にノミネートされ物議をかもしたアカデミー賞。SNSでの「#OscarsSo White(オスカーは真っ白)」というハッシュタグも話題となりました。

この問題の背景には、アカデミー賞会員の9割が白人、7割以上が男性であることが指摘されてきました。

アカデミー賞を主催する映像芸術科学アカデミー(Academy of Motion Picture Arts and Sciences、通称AMPAS)は、「女性や有色人種の会員を2020年までに倍増させる」という改革案を今年1月の会合で採択、6月に683名の新規会員候補を選定しました。

女性や有色人種の候補者を多く選定

今回選定された候補者は、全863名の内、46%が女性、41%が有色人種と多様化が進みました。新会員候補に選定された著名人は、「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」に出演したジョン・ボイエガ、「ハリー・ポッター」シリーズに出演したエマ・ワトソン、歌手のメアリー・Jブライジ、ラッパーのウィル・アイ・アムなど。

今回選定された候補者がアカデミー賞で投票権を持つ会員になるかどうかは、候補者の意思に委ねられます。今回選定された候補者全員がアカデミー賞の会員となった場合、総数は7,789人となります。全体の比率で見ると、女性会員の比率は現状の25%から27%、有色人種会員の比率は8%から11%と微増となっています。

国際色も豊かに 13名の日本人も


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また、今回の候補者には、アメリカ以外の59カ国から283名選ばれています。イギリス人映画監督のケン・ローチ、イラン人映画監督のアッバス・キアロスタミ、メキシコ人映画監督のパトリシア・リゲン。
日本からは、仲代達也、北野武、映画監督の河瀬直美、デザイナーの赤塚佳仁と種田陽平、映画監督の黒沢清と是枝裕和、ドキュメンタリー映画監督の原一男、音楽プロデューサーの梅林茂、アニメ映画プロデューサーの西村義明、アニメーターの堤大介、アニメーション作家の山村浩二、アニメーターでアニメーション監督の米村宏昌、計13名の候補者が選定されました。アカデミー賞や国際映画祭での受賞歴やノミネーション歴、海外を拠点とした活動等で国際的な評価を受けている人ばかりです。

この改革で、アカデミー賞がどのように変わっていくか注目です。

<参考記事>
批判を受けた今年のアカデミー賞

新たに設定された候補者

多様性の内訳