NASA、アメリカ航空宇宙局の木星探査機「ジュノー」が、2011年8月の打ち上げから約5年の歳月を経て、2016年7月4日、木星の周回軌道に達しました。「ジュノー」」による木星探査に携わっている、サウスウエスト研究所のスコット・ボルトン氏は、「NASAがこれまで行ってきた中で、最も困難なことを成し遂げた」と語りました。実際、「ジュノー」は、NASAが総額10億ドル(約1000億万円)をかけた大掛かりなプロジェクトです。

太陽系の謎の解明につながるか

木星は太陽系の中で、大きさ、質量ともに最大の惑星です。未だ多くの謎に包まれていて、形成や進化の過程を研究すれば、太陽系全体の組織が解明できるかもしれないと、多くの科学者が期待しています。「ジュノー」は、木星の質量、重力、気温や水量の測定などを約2年間にわたり実施します。

太陽光発電池が搭載されているジュノー


これまでの主な惑星探査機は原子力電池が使用されてきましたが、「ジュノー」には太陽光発電池が搭載されています。理由は、アメリカでプルトニウムが不足していて、原子力発電池の生産が減少傾向にあるため、さらに発射中に爆発する危険性があるためです。太陽光電池が搭載されている探査機で、これほど長距離飛行を成功させたのは「ジュノー」が初めてです。
既にオーロラの画像などを送っているジュノーですが、正式な観測は今年の10月から始まる予定です。

<参考記事>
スコット・ボルトン氏の声明

10億ドルのプロジェクト

ジュノーのミッション

太陽光電池の搭載

観測は10月から