海外では、ビデオゲーム以上に「アナログゲーム」が市民権を得ています。

特にドイツを始めとするユーロ圏内では文化の一つとして、多くの愛好家たちに親しまれています。

実は日本でも近年密かなブームとして注目されており、海外のアナログゲームも、通販などで簡単に手に入れることができるようになりました。そこで今回は、日本でも手に入る海外の定番ゲームや人気ゲームを紹介します。

■1:カタンの開拓者

1995年にボードゲーム界のアカデミー賞ともいわれる「ドイツ年間ゲーム大賞」に輝いたゲームです。このゲームの登場を機に、多くの国でアナログゲームの人気が高まりました。

プレイヤーはカタン島を舞台に、木や麦などの様々な資源を調達しながら自分の地域を発展させていくのですが、このゲームの特徴は「プレイヤー間の交渉」にあります。

ゲーム中、プレイヤーは相手に資源交換の交渉を行うことができます。一定のルールはありますが、自分の資源1つと相手の資源5つを交換する交渉をしたり、相手の支配地域を犯さない約束を担保に、資源を手に入れることも可能です。

実際に会話をして交渉をする点や、ゲームの展開に伴い資源の相場感が試される点など、アナログならではの特徴がしっかりと詰まっていて、定番中の定番となっています。

・参考ウェブサイト
http://www.gp-inc.jp/catan/

■2:カルカソンヌ

カルカソンヌは2001年 ドイツ年間ゲーム大賞受賞作品で、城塞都市カルカソンヌを舞台に、プレイヤーたちは道や都市を築き競い合います。

このゲームの最大の魅力はルールのシンプルさと奥深さにあります。プレイヤーが自分の順番で出来ることは限られているので、その分ルールが覚えやすくなっていますが、道や都市を築くために数種類存在する紙製のタイルはランダムで入手する必要があります。

欲しいタイルが欲しいタイミングで手に入ることは稀なので、プレイヤーは現状を観察しながら常に「今とるべき最適な行動」と向き合うこととなります。

参考ウェブサイト

古代ローマ時代の要塞都市を作ろう!『カルカソンヌ』の魅力

■3:パンデミック

プレイヤー全員で協力して、ウィルスが蔓延する世界を救うのが目的のゲームです。

「ゲームプレイヤー」VS「アナログゲーム」という、協力型の少々変わったゲームで、難易度はなかなかのものです。ウィルスが一定以上世界を侵食してしまうと、プレイヤーの敗北となりますが、そのウィルスの侵食システムがとても秀逸で、すでにウィルスが蔓延している国はウィルスが周囲に広がりやすく、ウィルスの全くいない国は比較的安全という、実際のパンデミック(爆発感染)をよく再現してあります。

全てのウィルスの治療薬を作ることができればプレイヤーの勝利ですが、簡単にはクリアできません。ゲーム開始時に難易度は変更できますが、プレイヤー間の助け合いや、よく練られた作戦が必要となります。

参考ウェブサイト

世界中で猛威をふるうウイルスから、人類滅亡の危機を回避せよ! 協力型ゲームの先駆け「パンデミック:新たなる試練」

■4:花火

2013年にドイツ年間ゲーム大賞を受賞した作品で、テーマは日本の「花火」です。

このゲームもプレイヤー全員が助け合って花火の打ち上げを目指すという「協力型ゲーム」ですが、なんとこのゲームでは、基本的にはプレイヤー間でゲームに関する情報のやりとりをしてはいけません。極めて限定的な方法のみでなら情報の共有が可能ですが、協力ゲームなのに自由に協力できない、といった点が斬新でとても面白いです。

参考ウェブサイト
https://hobbyjapan.co.jp/hanabi/

■5:テレストレーション

Lauristaさん(@laurista)がシェアした投稿 – 2017 2月 1 7:19午後 PST

言葉でお題を最後の人まで伝える「伝言ゲーム」を、自分で描いた絵でやってしまおう!というゲームです。プレイヤーは与えられたお題を最後まで伝える必要があるのですが、言葉や身振りで伝えてはいけません、自分の書いた絵で相手にお題を伝える必要があります。

ゲームの雰囲気が軽いので、伝えることに失敗した責任を感じることはありませんし、絵の得意なプレイヤーはもちろん、絵の苦手なプレイヤーも十分に楽しむことができます。

このゲームの魅力は「とにかく盛り上がる」という点で、うまく行くはずの展開が思わぬ絵の一つで大きく変わってしまったり、逆に絶対伝わらないようなお題が奇跡的に伝わっていくこともしばしば、その度にプレイヤーたちは大いに盛り上がります。

参考ウェブサイト
http://shop.tendays.jp/92_435.html

■まとめ

海外で人気のアナログゲーム、いかがでしたか?カタンやカルカソンヌは毎年世界大会も開催されており、日本でも世界大会出場の切符をかけた大会が行われています。

2016年秋に開催された国内最大のアナログゲームの祭典「ゲームマーケット」の来場者数は1万2千万人と、今アナログゲームは確実に盛り上がりつつあります。

この機会にぜひ、テレビゲームとはまた違った楽しみを味わえるアナログゲームにチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

<了>