社会人になり、毎日仕事をしていると、ストレスから「今の仕事を辞めたい」などと思ってしまう時もあります。

海外の人から「勤勉すぎる」と言われがちな日本人。真面目さがストレスを生み出し、精神的に疲れてしまう人も多いはず。

では、日本人のことを「勤勉すぎる」という海外の人は、どのようにしてストレスを処理しているのでしょうか。

今回は、ストレスと上手に付き合うために海外の人が行っている、「会社の休憩時間にできる息抜きの方法」を紹介します。

ヨーロッパの習慣に学ぶ「上手な息抜き」の方法

日本人よりも働く時間は短いのに、生産性が高い国が多いヨーロッパには、スペインの「シエスタ」や、スウェーデンの「フィーカ」など、上手な息抜きの習慣があります。
●「シエスタ」を参考に、昼寝をする(所要時間10〜20分ほど)
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最初に紹介するのはスペインの「シエスタ」。昼食後に長い休憩をとる習慣です。

オフィスだけでなく店舗でもシエスタは徹底しており、店を閉めてしまうところも少なくありません。午後1時〜4時までの間に2時間くらいの休憩をとり、その間に昼寝をする人も多いそうです。

食後は眠気が高まり、眠いまま仕事をしていてもはかどりません。仕事効率が悪くなるため、仕事のミスが増え新たなストレスの原因になってしまうことも……。

食後の眠気をとり、すっきりとした頭で働くためには短い睡眠が効果的です。シエスタに習って昼寝をしてみましょう。昼食を手早く済ませて20分ほど睡眠時間をとると、午後の仕事もはかどります。

厚生労働省の「健康づくりのための睡眠指針」によると、昼寝の時間は30分以内の短いものが効果的。30分以上の昼寝は逆に眠気を高めてしまうので、眠り過ぎには気をつけましょう。

●「フィーカ」を参考に、コーヒーブレイクの時間を設ける(所要時間5〜10分ほど)
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「仕事中はついつい気を張り続けてしまう」という方はいませんか?
仕事に緊張感は欠かせないものですが、長時間緊張が続くと疲れてしまいます。仕事中であっても、時には気を緩める束の間の休息が必要なのではないでしょうか。

スウェーデンでは「フィーカ」という休憩をとる習慣があります。朝、午前、午後と1日に複数回、家族や同僚とコーヒーを飲みながら、菓子やサンドウィッチなどの軽食を一緒に楽しむのが一般的。

コーヒーの香りは気持ちをすっきりとさせてくれますし、軽食は仕事で消耗したパワーを補給してくれます。しっかりと休む時間がない方は、机にチョコレートを忍ばせて、コーヒーとチョコレートをつまみながら5分間休憩を取るだけでも、心と体がリフレッシュできますよ!

シリコンバレーの働き方に学ぶ、ストレスとの付き合い方

世界を代表するベンチャー企業が軒を連ねるシリコンバレーのビジネスマンたちにも、ストレスと上手に向き合う「息抜き」の方法がありました。
●瞑想の時間を設ける(所要時間5分ほど)
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スティーブ・ジョブズが大切にしていたのが瞑想の時間。海外では「マインドフルネス」と呼ばれており、ジョブズが行っていたことからアメリカのビジネスマンに瞑想を取り入れる人が増えています。

瞑想は、いま自分がどのような状態にあるかを立ち止まって考えることで、ストレスを含め、自分の気持ちを客観的に捉えることができるのです。

やり方は色々ありますが、その中でもメジャーな方法をご紹介しましょう。まずは、5分ほど時間をとってあまり人のいない静かな場所に行き、目をつぶってください。その後「鼻から4秒ほど息を吸い、4秒間呼吸を止め、その後口から息を4秒を掛けて吐き出す」という呼吸を繰り返します。

呼吸を続けたまま、今度は自分の考えていること、感じていることを、他人を見るように客観的に観察してみましょう。ストレスを感じている時は感情がざわついていたり、逆に嬉しいことがあった時は幸福感を感じたりしているのがわかるはずです。

5分間の瞑想の後には不思議と気持ちがすっきりしているはず。瞑想を通して自分の状態を客観的にとらえることができれば、自己管理もしやすくなり、ストレスと上手に付き合うことができるでしょう。

●休憩時間に軽い運動をする(所要時間15〜30分ほど)
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人気SNS、Twitterの創業者のひとりエヴァン・ウィリアムズがハマっているのは昼休憩の軽い運動。シリコンバレーではエヴァンに限らず、昼にオフィス街を走っている人をよく見かけるそうです。

例えば、昼休憩の始めの15分で軽い運動をして、残り時間でランチを食べれば、ご飯もおいしくなり、気分もすっきりと午後の仕事に臨めるはず。

運動はランニングやサイクリングでもいいですし、ストレッチなどオフィスでできる簡単なものでもOK。スポーツウェアやシューズを用意するのは面倒だという方は、街や近くの公園を散歩するだけでも十分リフレッシュできます。

ストレスと上手に付き合うには、まずは自分でできることから!

今回ご紹介した方法は10分程度でできるものなので、「イライラしているな」「モヤモヤしているな」と感じた時に試してみてはいかがでしょう。息抜きの方法を実践し、ストレスと上手に付き合ってみませんか。