日頃の鍛錬の結果を出さなければいけない緊張感や勝負に勝ったときの達成感。スポーツをすると、日常では味わえないような刺激が得られます。

しかし「サッカー、野球、バスケなど、主流のスポーツはルールが分かりきっているし、目新しさが足りない…」と感じている方もいるのではないでしょうか。ご安心ください。世界には、想像を超えた珍しいスポーツが数多くあります。

今回は、その中でも特に刺激的なスポーツを8つご紹介。日本で体験できるものもあるので、「最近運動不足だな…」と感じている方は、ぜひ挑戦してみてください。

◼︎極限の場所で家事をする「エクストリーム・アイロニング」

「エクストリーム・アイロニング」は、極限の地でアイロンがけを行うスポーツ
「アイロニスト」と呼ばれるプレーヤーは、時に断崖絶壁で、時に水上スキーをしながら、時にスキューバダイビングをしながら、洋服のシワを伸ばすべく全力を尽くします。

競技ルールは「どんな場所でも涼しい顔をしてアイロンがけをする」こと。人里離れた場所にたどり着く体力、積み重ねてきたアイロンがけの技術を発揮するための集中力など、さまざまな能力が必要です。

現在、日本でもエクストリーム・アイロニングの入門書「そこにシワがあるから」が出版されています。著書は「エクストリーム・アイロニング・ジャパン」という公式活動団体の代表を務める松沢等さん。すぐに挑戦するにはなかなか難易度の高いスポーツなので、まずはこちらの本でどんな競技か触れてみてはいかがでしょうか。

 

◼︎口に入っても美味しい「グレイビー(肉汁)・レスリング」

肉汁をもとに作られる濃厚な「グレイビー・ソース」の中でレスリングを行う「グレイビー・レスリング」が、イギリスのランカシャー州で毎年開催されています。1500リットルものソースが注がれたプールの中で、勝敗を決めます。

競技時間は2分。参加者にはコスチュームの着用が義務付けられており、思い思いの格好でグレイビー・ソースの中に飛び込んでいきます。全身グレイビー・ソースに浸かると、口に入ったり、髪もベタベタになってしまいますが、参加者は「そんなの気にしない!」と言わんばかりの楽しそうな表情。

ハードルが高い格闘技も、グレイビー・ソースを入れただけでこんなに楽しめるとは新たな発見です。もし日本で開催するとすれば、醤油がグレイビー代わりになるのでしょうか……。

◼︎空飛ぶ夢が叶う「インドア・スカイダイビング」

その名の通り、室内で空中浮遊する「インドア・スポーツ・ダイビング」
パラシュートをつけずに、空中に飛ぶ感覚を体験できるスポーツです。強風が下から送り込まれたかと思った次の瞬間、ふわりと足が持ち上がり、鳥のように宙に舞います。

世界で2番目となる屋内スカイダイビング施設が、2017年の4月に日本に上陸。場所は日本最大のショッピングモール、埼玉の越谷レイクタウンです。インストラクターがきちんと指導してくれるので、安全性もお墨付き。

料金は2分間で1万4000円。「空を飛びたい」と夢見ていた貴方、その夢が叶うチャンスですよ。

◼︎文武両道の極限を攻める「チェスボクシング」


コミック作家が描いた作品から着想を得て生まれた、チェスボクシング。その名の通り、チェスとボクシングを交互に行う「文武両道」を極めたスポーツです。

チェス(4分間×6ラウンド)とボクシング(2分間×5ラウンド)の最大11ラウンド。チェスかボクシングのどちらかの競技で勝敗がつけば試合終了となります。

ボクシングによって体力を奪われた直後に、冷静な判断力が必要なチェスへと脳を切り替えなければいけません。その難しさゆえ、世界チャンピオンになった人は「世界で最も体力と知力を兼ね備えた者」とも称されるほど。両方を同時に鍛えたい方にもってこいのスポーツです。

誰よりも強く、そして賢くありたい人はぜひ挑戦してみてください。

◼沼さえあればスポーツ出来る!「︎沼シュノーケリング」

イギリス発祥のエクストリーム・スポーツ「沼シュノーケリング」畑の用水路の中、視界の悪さや悪臭と闘いながら泳ぐスポーツです。毎年イギリスのウェールズで「世界沼地シュノーケリング選手権」が開催されており、32回目となる今年は8月27日開催予定。

参加者はマスク、ゴーグル、シュノーケルに足ひれを着用して沼の中を泳ぎます。勝敗は120ヤード(約110メートル)を泳いだタイムによって決まります。

綺麗な海の中を楽しむためのシュノーケリングを、沼の中で使うとは海外ならではの斬新なアイデアですね。

◼︎修学旅行の夜の楽しみが格闘技に…「ピロー・ファイト」

カナダのトロントに本拠地を置く、女子枕投げバトル団体「ピロー・ファイト・リーグ(Pillow Fight League)」が開催するスポーツ。22名のファイターからなり、真剣な格闘技としての普及を目指して活動を続けています。

レスリングやボクシングのように、枕を武器に2人が対峙し、全力で枕を振りかざす姿は息を飲む迫力

2007年より4月第1週頃の土曜日が「National Pillow Fight Day(国際枕投げの日)」と制定されて以来、ニューヨークなどでもイベントが開催されるようになりました。2016年には日本でも「ピロー・フェスティバル」が行われ、童心に返って全力で楽しめる枕投げに魅了される人が世界中で増えています。

◼︎エンターテインメントとスポーツの融合「ジョグリング」

「ジョギング」と「ジャグリング」を合わせた名の通り、走りながらジャグリングを行う「ジョグリング」。毎年IJA(International Jugglers’ Association)によって世界大会が開催されています。

道具を落とした際は、落とした場所へ戻って走り出すのがルール。ボールを高くあげた間に走るということは禁止されており、ボール1投につき1歩しか進めません。体力が次第に奪われていく中、手元への集中力を途切らせることなく続けるのは至難の技です。

単純に走っている時よりも難易度が増すので、「走るだけではつまらない…」という方はお試しあれ。意外とゲームのような感覚でジョギングが楽しめるかもしれません。

◼トランポリンで飛びながらボールを操る「︎アルティメット・ドッジボール」

トランポリンとドッジボールを組み合わせた競技。ルールは通常のドッジボールとほとんど変わりません。
ゲームは5対5のチーム戦で、ボールは5つ。床にはトランポリンが張り巡らされており、プレーヤーは飛び跳ねながらボールを操ります。

普通のドッジボールでは見られない、アクロバティックなプレーが見られるのがこの競技の魅力。ボールがどんな角度やタイミングで飛んでくるのか予想がつかないため、かなりスリリングです。

日本では、埼玉にある「トランポランド」で体験可能。ドッジボールコートだけではなく、トランポリン・ダンクシュートが出来るバスケットコートもあります。

◼︎海外ならではの変わったスポーツに、挑戦してみては

「エクストリーム・アイロニング」をはじめ、スポーツにならないようなものを競技にしてしまう奇想天外な発想。海外には、そんなスポーツがたくさんあります。

一見すると不思議な光景に見えても、プレーヤーたちの眼差しは真剣。どのスポーツも、ハマったら抜け出せなくなる魅力にあふれています

人とは違うスポーツがしたい方、いつものスポーツに飽きてしまった方は、挑戦してみてはいかがでしょうか。きっと想像を超えた楽しさが待っているはずです。