御歳109歳になる、オーストラリア、ニューサウスウェールズ州在住のアルフレッド・デイトさん。オーストラリア最高齢の男性です。この男性が編んだセーターが注目を集めています。なぜならそれが、ペンギン達のために編んでいるミニサイズのセーターだからです。

何故デイトさんはペンギン用セーターを編み続けているのでしょうか?

事故を聞いて立ち上がったデイトさん

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2001年、オーストラリア南東に位置する州都メルボルン近海で、タンカーの原油流出事故が起きました。これによりフィリップ島自然公園に生息する野生のペンギン達も被害を受けました。

フィリップ島には約32000羽もの野生のペンギンが生息しており、「ペンギン・パレード」と呼ばれるペンギン達の野生の群れを目撃できることでも人気の観光スポットです。この事故により多くのペンギン達が油まみれになってしまったというニュースを聞き、手をさしのべたのが、デイトさんです。

編み物歴はなんと70年!

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デイトさんは以前から編み物が得意でした。最初に彼がセーターを編んだのは1931年のことで、甥のためにプレゼントしようとしたことがきっかけのようです。それから約70年間、ずっと趣味としてセーターや帽子を編み続けてきたのです。

ある日、彼が生活をする施設にて彼の編み物の腕前に驚いた入居施設の看護士さんたちが、この原油流出事故の被害に遭ったペンギン達にセーターを寄付するプロジェクト「Knits for Nature」の存在を知らせ、彼に勧めました。それから彼は、ペンギン用セーターを2013年から編み続けているそうです。

セーターの役割とは?

PENGUIN
「フィリップ島ペンギン財団」によると、海に流出してしまった油がペンギン達に与える被害は多大なものがあり、油で羽がくっついてしまい、海中を泳ぎにくくなってしまう、毛づくろいをしようとして直接口から有害物質を飲み込んでしまう、また、油が体の表面に付着してしまうことにより、体温調節が難しくなり海に潜ることが難しくなることなどが懸念されています。

そこで、リハビリセンターでは保護したペンギン達を温かい水と専用の石鹸で洗浄した後、リハビリの一環としてセーターを着せる案を発案。セーターは、温かさを確保できるのはもちろん、海水中に漂う油や有毒物質が直接ペンギン達の体に浸透するのを防ぐ役目もあるのです。

結果、デイトさん達から寄付されたセーターやリハビリセンターの活動により、被害を受けたフィリップ島の438羽のペンギン達のうち、96%を野生に返すことに成功したそうです。

Ultimate Penguin Tour
デイトさんは、地元のメディアから受けたインタビューで、始めたきっかけについて「僕は頼まれたら断れない性格なんだよ」と振り返っています。

そんなチャーミングなデイトさんの作品がこちら

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最後に

109歳になるデイトさんは長生きの秘訣を「毎日きちんと朝起きること、それだけだよ」と語ります。しかしながら、デイトさんの“誰かのために”という優しさが、彼の長生きのモチベーションであり、健康の秘訣ではないでしょうか。なんとも素敵な、オーストラリア一のご長寿、デイトさん。これからも元気に過ごしてほしいですね。

出典:http://mashable.com/