日本社会は仕事でより多くの女性を必要としており、政治の側面から見ても、安倍総理は女性の社会進出を推奨しています。

しかし、2014年は政治の議場で「働く女性」をめぐる不適切な発言がトラブルを招くなど、様々な問題が浮き彫りとなった年でもありました。SNS上でもこの問題に対して意見が飛び交いました。

▲都議会で起こった「ヤジ問題」には、SNS上でも多くの人が批判の意見を投稿していたことがわかります。さらに、選挙中のマニフェストと実際の議員の行動・発言が矛盾していたこともあり、今回行われる衆院選では、候補者を選定する有権者の目が、今までより一層厳しくなることが予想されます。

 

また、日本では子育てをしながら働いている女性が多いことをCNN Moneyでは紹介しています。

リクルートジョブズの2013年12月に行った調査レポートによりますと、20~49歳の既婚かつ子供のいる女性のうち、「仕事をしている人」の割合は40.7%でした。さらに、仕事をしていない人のうち、「就業意欲のある」人の割合も51.1%と非常に高い水準となりました。

政府はこのような働く意欲のある女性たちに対して、子供を安心して育てることのできる環境を整える必要があります。この点も、総選挙の注目すべき争点となるでしょう。

 

働く女性から支持を集めるシンガポールの子育て環境

次に、子育てをする環境整備が進んでいるとして、多くの女性から支持を集めているシンガポールの例を紹介していきます。シンガポールでは、共働きをする家庭が一般的で、他国と比較しても子育て支援の仕組みが充実しているのが特徴です。その実例を4つのポイント別に見ていきましょう。

①家事をしてくれるシッターがいるから仕事に集中できる

Mother and daughter drawing togetherシンガポールの家庭では子育て経験のあるヘルパーやベビー・キッズシッターを雇うことが一般的で、住み込みで面倒を見てくれるサービスも数多く存在しています。家事の負担を減らすことで、より仕事に集中できるようになります。

 

②教師へのフォローが手厚く、質が高いから安心できる

imasia_11969417_M_Fotorシンガポールでは教師は自分の進みたいキャリアを自由に選択することができ、それぞれ適したトレーニングや試験、学内での役割が配分されます。また、採用まで厳しくチェックされるので、人材のクオリティーがかなり保障されます。

 

③街の人が全体的に子供に親切

imasia_9975683_M_Fotorシンガポールは他の国と比べて、全体的に子供に優しい人が多いといわれています。公共機関の乗り物でも、子連れや妊婦にはすぐに席をゆずってくれるそうです。また、外食中に子供が泣きそうになっても店員が抱っこしてあやしてくれるとか。

 

④交通事情が極めてスムーズな街!

Urban road, Singapore交通事情が極めて良く、安全なシンガポール。移動時間を短縮できて、通勤時間をあまり気にしなくてもよいので、働くお母さんにはメリットが大きいようです。

 

以上のことから、シンガポールは働きながら子育てをする女性にとって、非常に良い環境といえるでしょう。

シンガポールで実際に子育てをしている、ディー・エヌ・エー執行役員の村田マリさんも、そのメリットについて、NEWS PICKSのインタビューで語っています。

村田さんはこの中で、日本で未だ問題となっている「ベビーカー論争」は、海外では全く存在しないことや、働く母親にとって、ベビーシッターのインフラが整っていることの優位性について説明しています。

 

最後に

今回の衆院選では、最大の焦点である経済政策の他に、今回紹介した「働く女性の環境整備」のような課題にも注目する必要があります。一人一人の候補者のマニフェストをしっかりと確認し、日本をよくするための意義のある選挙にしましょう。