まるで夢のような話に思えてしまう「火星移住」ですが、ここ数年でオランダの非営利団体が「2023年の火星移住」を目指したプロジェクト「Mars one」を立ち上げるなど、少しずつ現実味を帯びてきました。

とは言うものの、まだまだ課題が山積みとなっています。今のところ、火星に到着するには8カ月以上の月日がかかりますし、火星から戻ってくる手段もありません。

そうした中、「火星」をもっと身近なものにするべく、NASA、アメリカ航空宇宙局が、火星まで70日で到達できる可能性を秘めた、エンジンの実証実験を行ったようです。

燃料を搭載することなく 宇宙へ飛び立てるエンジン「EM Drive」

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専門誌NASA Spaceflightの記事によると、NASAは「EM Drive」と呼ばれるエンジンの実験に成功したとのことです。これは、「マイクロ波」を真空状態で共振させることで電気エネルギーを発生させ、それを宇宙船の推進力として活用するというもの。

仕組みは多くの人が一度は使ったことのある「電子レンジ」をイメージするとわかりやすいかもしれません。

これまで宇宙船といえば「ロケットエンジン」が一般的でしたが、このエンジンは、燃料を搭載せずに宇宙へ飛び立つことができるようです。

“ワープ”というSF映画のような方法で宇宙へ行ける!?

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また、このエンジンは“ワープ”というSF映画のような方法で、宇宙へ行ける可能性を秘めているかもしれないとのこと。もし実証されれば、月までは4時間、火星までは70日という短い日数で到達できるみたいです。

火星移住が現実となる?

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しかし、まだこのエンジンで得られるエネルギーは微量なもの。実用化され、宇宙船に搭載されるか否かは今後の研究次第と言えるでしょう。

最近では、“世界最高の起業家”と評されるイーロン・マスクがCEOを務めるSpaceX社が、新たな宇宙船の開発に積極的な姿勢を示すなど、宇宙船もテクノロジーによってどんどん進化しています。

イーロン・マスクは「火星移住」にも関心を示しており、NASAとSpaceXが持つ技術を上手く掛け合わせることができれば、将来、火星へ移住できるような時代がやってくるかもしれません。本当に宇宙に“ワープ”で飛び立てるようになるのか、今後の動向に注目ですね。

(出典:dailymail